選び方
マウスピース矯正の歯科医院の選び方|相談の前に確認する10項目
※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日
※この記事は一般的な情報です。診断や治療の判断の代わりにはなりません。
結論
- 比べるときは「装置代」ではなく、検査・調整・保定(治療後の後戻り防止)まで入れた総額で見ます。
- 費用と同じくらい大切なのが、誰が検査・診断して、誰が経過を見るのかです。日本矯正歯科学会は、適切な検査・診断や経過の確認がないマウスピース矯正は危険だとしています。
- 下の10項目のチェックリストを相談に持っていき、答えを書面でもらうと、医院どうしを同じ条件で比べやすくなります。

相談の前に確認する10項目
| # | 確認すること | 聞き方の例 |
|---|---|---|
| 1 | 総額 | 検査から保定が終わるまで、全部でいくらですか |
| 2 | 追加費用 | マウスピースの追加・作り直し、歯の間を少し削る処置(IPR)、補助装置は別料金ですか |
| 3 | 検査の内容 | レントゲンや歯型のスキャンなど、どんな検査をして診断しますか |
| 4 | 担当する歯科医師 | 検査・診断と経過の確認は、どの先生がしますか |
| 5 | 装置 | どこで作られたマウスピースですか。薬機法(医薬品や医療機器のきまり)上の扱いはどうですか |
| 6 | 通院の回数と方法 | 何回くらい通いますか。オンラインでの確認はありますか |
| 7 | 計画どおりに進まないとき | 追加のマウスピースや再治療の費用、保証はありますか |
| 8 | 途中でやめるとき | キャンセルの期限と返金額の計算方法を、書面で見せてもらえますか |
| 9 | 支払い方法 | 分割やデンタルローンの手数料(金利)を入れると総額はいくらですか |
| 10 | リスク・副作用 | 自分の歯の状態で考えられるリスクと、治療後の保定の期間・費用を教えてください |
総額は「総額の計算ツール」に、検査・装置・調整×回数・保定・分割手数料を入れて確かめられます。
費用まわりのポイント(1・2・9)
公式ページの料金表を見ると、同じ「○万円」でも含まれるものが違います。たとえば検査・診断料は無料のブランドもあれば数万円のところもあり、保定装置(リテーナー)もプランに含むところと別料金のところがあります。くわしくは「費用の内訳」「費用相場」で整理しています。
分割払いの場合は、手数料を入れた支払総額で比べましょう(「デンタルローン」も参考になります)。
担当医と装置のポイント(3・4・5)
日本矯正歯科学会のポジションステートメント(立場をまとめた見解)は、次のような点を挙げています。
- マウスピース矯正が向いているかどうかの判断には専門的な知識が必要で、教育と臨床トレーニングを受けた歯科医師による診察・検査・診断にもとづく治療をすすめている
- 適切な診察・検査・分析・診断・治療経過の確認がないマウスピース矯正は、歯科医学的に非常に危険
- 医療機器として認められた機器で作られたマウスピースかどうかを、まず確かめることをすすめている
日本矯正歯科学会のサイトでは、認定医・専門医などを都道府県などから探せます。担当医の経歴や所属は、医院のページや相談の場で確かめられます。
なお、治療を受けられるか、部分矯正と全体矯正のどちらになるかは、歯科医師の検査・診断で決まります(「部分矯正と全体矯正」「マウスピース矯正が向かない場合」)。
通院・保証・解約のポイント(6・7・8・10)
- 通院:オンラインで経過を見るブランドもあれば、定期的に通うところもあります。急な痛みや装置の破損のときにどこへ行けばよいかも聞いておきましょう(「オンライン管理と通院」)。
- 保証:追加のマウスピースが無料、再治療が1回まで無料など、内容はブランドによって違います。
- 解約:製造が始まったあとは原則キャンセル不可という規定もあります(「中途解約と返金規定」)。
- リスク:痛み、虫歯・歯周病、歯根吸収(歯の根が短くなること)、歯肉退縮、後戻りなどがあります(「リスク・副作用」「リテーナー」)。
医療機関のウェブサイトでは、体験談の掲載は禁止されています。また、広告できる範囲を広げて自由診療(保険がきかない治療)の内容や費用を載せる場合は、主なリスク・副作用の情報もあわせて載せることが条件とされています。費用だけを大きく強調する広告には注意しましょう(「口コミ・体験談の見方」)。
よくある質問
Q. 相談は何か所くらい行けばいいですか?
A. 決まった数はありません。上の10項目を同じように聞き、総額と条件を書面で比べられると判断しやすくなります。検査料がかかる医院もあるので、事前に金額を確かめましょう。
Q. 料金が安いところを選べばいいですか?
A. 料金表の金額だけでは、含まれる内容が違うため比べられません。追加費用や保定の費用まで入れた総額と、担当医・通院・保証の条件をあわせて見てください。
Q. 「モニター価格」と言われました。
A. 日本矯正歯科学会は、「モニターになれば治療費が実質無料」という勧誘をめぐる集団訴訟の報道を受け、モニターへの勧誘に応じないよう注意を呼びかけています。
参考にした情報(確認日:2026年10月27日)
- 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解
- 日本矯正歯科学会 集団訴訟の報道に対する注意喚起
- 日本矯正歯科学会 認定医・専門医・研修指導医を探す
- 厚生労働省 医療広告等ガイドライン(令和8年3月30日最終改正)
- プルチーノ歯科・矯正歯科 インビザライン(料金の2つの表記を確認。確認日:2026年10月27日)
PR|プルチーノ歯科・矯正歯科(名古屋)
名古屋の医院を検討している方向けの広告です。他地域のグループ医院と同一条件とは限りません。適応・治療計画は歯科医師の診断で決まります。
治療内容・費用:自由診療のインビザラインによる歯列矯正。装置を1枚10日〜2週間で交換し、1日22時間以上装着する方法です。掲載治療費88万〜110万円(税込)、精密検査6万6,000円(税込)。調整・保定・追加治療の費用、標準治療期間・回数は契約前に医院で確認してください。掲載額は確定総額ではありません。
主なリスク・副作用:痛みや違和感、治療期間の延長、虫歯・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、神経・顎関節の症状、装置の誤飲など。元の状態へ戻すことが難しい治療です。
装置について:医院は薬機法上未承認の装置を使用すると説明しています。米国アライン・テクノロジー社製で、日本法人を通じて入手。国内には承認済みの別の矯正装置もあります。医院の海外情報欄には米国FDAの認証に関する説明がありますが、安全性情報の記載時点が古いため、現在の情報を医院で確認してください。副作用被害救済制度の対象外になる場合があります。
治療内容・費用・リスクの公式説明と医院への問い合わせ(確認日:2026年10月26日)