選び方
マウスピース矯正の口コミ・体験談の見方|医療広告のルール
※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日
※この記事は一般的な情報です。診断や治療の判断の代わりにはなりません。
結論
- 厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、治療の内容や効果についての患者の体験談を広告に使うことは禁止されています。医療機関のスタッフが書いた体験談も対象です。
- ビフォーアフター(治療前後)の写真は、治療内容・費用・期間や回数・主なリスクや副作用などの詳しい説明が同じ場所にある場合だけ認められます。
- 口コミは「誰が、どんな立場で書いたか」で意味が変わります。最後は、歯科医師の検査・診断と、書面の見積もり・契約内容で判断しましょう。

医療広告のルール:体験談・写真・表現
歯科医院の広告は医療法で決まりがあり、厚生労働省が「医療広告等ガイドライン」(令和8年3月30日最終改正)と、ウェブサイトの具体例をまとめた「事例解説書(第6版)」を出しています。ここではマウスピース矯正の情報を見るときに関わる点を整理します。
| 項目 | ガイドラインでの扱い(要約) |
|---|---|
| 患者の体験談 | 治療の内容や効果についての、患者の主観や伝聞にもとづく体験談は広告できない。内容が広告できる範囲でも認められない |
| スタッフの体験談・アンケートの転載 | スタッフが書いた体験談や、患者アンケートを画像などで載せたものも規制の対象 |
| ビフォーアフター写真 | 誤解をまねくおそれのある写真は禁止。ただし、治療内容・費用・期間や回数・主なリスクや副作用などの詳しい説明を付けた場合は除く。説明をリンク先に置く、極端に小さい文字にする形は認められない |
| 加工した写真 | 撮影条件を変えて効果を強く見せる写真は誇大広告、加工・修正した写真は虚偽広告にあたる |
| 「日本一」「No.1」「最高」など | 事実であっても、ほかと比べて優れていると示す広告として禁止 |
| 費用の強調 | 「今なら○円でキャンペーン実施中!」のような費用を強調した広告は、品位を損ねる広告としてしてはいけないとされる |
また、ウェブサイトなどで広告できる範囲を広げる場合(限定解除)は、問い合わせ先を示すこと、自由診療(保険がきかない治療)の内容・費用、主なリスク・副作用の情報を載せることなどが条件です。
口コミサイト・SNS・比較サイトはどう扱われる?
- 個人の投稿:個人のブログやSNS、口コミサイトへの体験談は、医療機関が費用を負担するなどして掲載を頼んでいなければ、広告にはあたらないとされています。
- 頼まれた・編集された口コミ:医療機関の依頼で口コミサイトの運営者が内容を書き換えたり、消したり、上に表示したりすると、禁止される広告になると説明されています。都合のよい感想だけを選んで載せることも、虚偽・誇大にあたるとされています。
- アフィリエイト:成果に応じて報酬を受けて医療機関を紹介する人(アフィリエイター)も、医療広告の規制の対象に含まれます。この記事を含む当サイトも同じです。
- ステルスマーケティング:2023年10月1日から、広告であることが分からない広告(ステマ)は景品表示法違反になりました。規制の対象は広告主の事業者で、事業者が第三者に依頼・指示して書かせたものも広告に含まれます。
口コミ・体験談を見るときの5つのポイント
- 広告かどうか:「広告」「PR」の表示、紹介リンク、提供の記載がないか見る
- 症状が同じとは限らない:歯並びの状態は一人ひとり違います。ほかの人の期間や費用が、自分に当てはまるとは限りません
- 写真に説明があるか:ビフォーアフター写真の近くに、治療内容・費用・期間・リスクが書かれているか
- 費用の条件:「○円〜」の金額に、検査・調整・保定(治療後の後戻り防止)が含まれるか(「費用の内訳」)
- リスクの説明:痛み、虫歯・歯周病、歯根吸収(歯の根が短くなること)、後戻りなどの説明があるか(「リスク・副作用」)
おかしいと思った広告は
厚生労働省は、医療機関のウェブサイトの虚偽・誇大な表示について「医療機関ネットパトロール」で情報を受け付けています。契約や解約の条件の相談は、消費者ホットライン「188」が案内されています。
よくある質問
Q. 歯科医院のサイトに体験談がないのはなぜですか?
A. 医療広告ガイドラインで、治療の内容や効果についての患者の体験談を広告に使うことが禁止されているためです。
Q. SNSで見た「○か月できれいになった」という投稿は参考になりますか?
A. 歯の状態や治療計画は人によって違うため、同じ結果になるとは限りません。治療できるか、どれくらいかかるかは、歯科医師の検査・診断で決まります。
Q. 何を基準に医院を比べればいいですか?
A. 総額、追加費用、担当医、通院、保証、解約の条件を同じ項目で比べる方法を「歯科医院の選び方|相談の前に確認する10項目」にまとめています。