マウスピース矯正の費用ノート装置代だけでなく、総額・追加費用・通院回数で比べる

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費用

マウスピース矯正の途中で転院したら費用はどうなる? 精算の考え方と確認手順

※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日
この記事は一般的な情報で、診断や治療の判断の代わりにはなりません。精算の金額は、契約内容と医院の判断で決まります。

結論

途中で転院したとき、払った総額54.4万円から返金20万円を引いた実質負担34.4万円の計算例と、段階ごとの返金の目安を示した図
図:転院の負担は返金の割合で大きく変わる

転医の精算の考え方(日本臨床矯正歯科医会)

日本臨床矯正歯科医会は、会員の矯正歯科医に、転医元が検査データ・診断内容・治療方針・治療経過などを転医先へ提供することと、その時点での治療費の精算を求めています。同会のページでは、返金の目安として次の表が示されています。この目安は、同会と日本矯正歯科学会が定めたものとされています。

転医の時点の治療のステップ返金の目安(同会の表。治療費を全額払っている場合の割合)
全歯の整列約60〜70%
犬歯の移動約40〜60%
前歯の空隙閉鎖(すき間を閉じる段階)約30〜40%
仕上げ約20〜30%
保定約0〜5%
この表をそのまま当てはめないでください

この目安は、永久歯がそろった時期に、マルチブラケット装置(歯に付けるワイヤー矯正の装置)で抜歯をして治療し、治療費を全額払っている場合のものです。非抜歯の治療やほかの治療法(テクニック)では、治療終了までの到達度を考えて返金額を決めるとされ、マウスピース矯正についての個別の目安は示されていません。また、検査費用・診断費用・使った装置の実費・処置料は返金の対象にならないとしています。

なお、同会の会員でない医院や、マウスピース矯正のブランドの規定が、この考え方に従っているとは限りません。実際の精算は契約書と医院の規定で決まります。返金の決まりの見方は「解約・返金の規定」で説明しています。

ブランドごとの転院の扱い(五十音順)

担当する4ブランドの公式ページ(2026年10月26〜27日確認)で分かったことです。

ブランド料金(税込)・治療内容転院・中止についての公式の記載主なリスク・副作用
Oh my teeth33万〜88万円。マウスピースを自宅に配送し毎週交換。導入クリニックは全国13店舗初回スキャンと必要な歯科処置は来院が必要で、開始後の通院は原則不要。転院の規定は確認できず。善処策がないと歯科医師が判断した場合は、支払額から届いた1Stepあたり16,500円を差し引いて返金虫歯、歯周病、ブラックトライアングル、歯根吸収、歯肉退縮、痛み
キレイライン矯正9.9万〜53.9万円(参考価格)。契約枚数分のマウスピースで段階的に動かす原則として同一法人のクリニックどうしのみ情報を引き継いで転院可。他法人へは転院できず、一度解約して別の提携クリニックで再開。複数回の転院は不可。解約・返金規定はクリニックごとに異なる虫歯・歯周病、歯根吸収・歯肉退縮、痛み・顎関節痛、歯の変色や失活、後戻り
スマイルモア矯正18.7万円〜。提携歯科医院(200院以上)で歯科医師の管理のもと矯正通院は3か月に1回程度で、間隔が空くと期間が延びることがある。転院の規定は確認できず虫歯、歯周病、ブラックトライアングル、歯根吸収、歯肉退縮、痛み
プルチーノ歯科・矯正歯科88万〜110万円(料金一覧の表記。別の欄に33万円〜の表記あり)。インビザラインによる全体矯正(名古屋・四日市・東京など)転院・中止時の費用の記載は確認できず痛み、期間の延長、虫歯・歯周病、歯根吸収・歯肉退縮、顎関節の症状、後戻り

「確認できず」は、当サイトが確認したページに書かれていなかったという意味です。そのような場合は、契約前に医院へ質問し、答えを書面でもらっておくと安心です。各ブランドの料金の詳細は「ブランド別の費用一覧」にあります。

転院すると総額はどう変わるか

転院後に払う金額は、次の式で考えると整理しやすくなります。

転院による追加の負担 = 新しい医院の検査・診断料 + 新しい医院での残りの治療費 − 元の医院からの返金額

説明のための仮の数字で計算します。元の医院からの返金が20万円、新しい医院の精密検査が4.4万円、残りの治療費が50万円なら、追加の負担は 4.4万円 + 50万円 − 20万円 = 34.4万円です。転院しなかった場合より総額が増えることがあります。

新しい医院では、治療方針が変わったり、治療期間が長くなったりする場合もあると同会は説明しています。マウスピースは患者ごとに作るため、新しい医院で型取り(スキャン)や装置の作り直しが必要になるかも確認しましょう。費用は「総額の計算ツール」で比べられます。

契約前・転院時のチェックリスト

  1. 契約前:転勤や引っ越しの可能性があれば、初診相談で伝え、転院のときの対応をしてもらえるか確認する。
  2. 契約前:契約書に、転医の方法と治療中止時の治療費の取り扱いが書かれているか確認する。
  3. 契約前:同じブランドの提携院・同じ法人の医院に移れるか、移れない場合は解約になるかを確認する。
  4. 転院が決まったら:分かった時点で、すぐに主治医に相談する。
  5. 転院時:検査資料(レントゲン、口の中の写真、歯型やスキャンデータ)、診断内容と契約内容、実際の治療内容、支払った治療費と精算額を書いた紹介状を用意してもらう。
  6. 転院時:精算額とその計算の根拠を書面で受け取り、契約書・領収書と一緒に保管する。

日本臨床矯正歯科医会は、転医についての相談窓口(矯正歯科何でも相談)も設けています。ただし、窓口から転医先を紹介できない場合があるとしています。

よくある質問

Q. 引っ越し先に同じブランドの提携院があれば、追加費用なしで移れますか?
A. 公式ページで確認できた範囲では、追加費用がないと明記したブランドはありませんでした。キレイライン矯正は同一法人のクリニックに限って情報を引き継げるとしており、それ以外は解約・再開になります。費用は通院中の医院に確認してください。

Q. 返金額に納得できないときは?
A. まずは精算額の根拠を書面で説明してもらいましょう。日本臨床矯正歯科医会は、患者と話し合って治療費を精算する方針を示しています。契約のトラブルは「解約・返金の規定」も参考にしてください。

参考にした情報(確認日:2026年10月27日)